借入れの兆しが見えた俺は、急いで1年分の給料明細をかき集めた。
しかし、そんなものをご丁寧に保管しているような几帳面な性格ではないので、所々抜けている。
必死に色んな所を探しまわるが、まぁ見つからない。
こ、こんな事で利下げのチャンスを失うのか。
気づけば最初の申し込みから1週間が過ぎていた。
ダメだ。こうしてる間にも時間が無駄に過ぎていく。正直に話そう…
心配する俺を他所に話を聞いた担当者は、全然あっけらかんとしていて、悩んでいたのがバカみたいに感じた。
あと、追加で
クレカの残高、上限枠、入金履歴
これらが分かるものをスクショでもいいから送るようにとの案内があった。
そして、書類が揃った所でいよいよ仮審査開始。
おそらく1週間くらいはかかるだろう。
どうせジタバタしても結果は変わらないので、ドンと構えようとしたが、気持ちが落ち着くわけもなく、この間もツイッターや掲示板を確認しまくっった。
もう、それ以外なにも手につかない。
どうにか良い結果が出るように。
そして土日を挟んで5日経った日の午前中
スマホには労働金庫の文字。
きた。緊張のあまり声がうわずってしまう。
先週申し込みいただいたカードローンの仮審査なんですが…
は、はい…
無事通過しましたので。
あ、ありがとうございます!!
き、きた〜
ここ2週間でかなりリサーチした。
そこで得た情報によると
ろうきんの仮審査通過後の可決率は
驚異の95%!
ま、まじか。
ついに300万弱を借り入れ可能なまで信用を得るようになったか。と、感無量…
い、いや待て待て。ここで歯を見せるわけにはいかない。結果が確定するまでは何が起こるか分からない。
金策もギャンブルも、隙を見せれば持っていかれるのだ。
興奮する気持ちを抑え、淡々と担当者の話を聞く。
本審査のための来店予約、それまでに組合員の番号を発行してもらうこと
俺は電話を切った瞬間、生協に加入した。
これで利率が半分以下になるのなら、全然安い買い物だ。
あれ?
ちょっと待て…
そういえば引っ越すけど
これ本審査前に住所変更したらどうなるんだ??
なんだか嫌な予感がする…
つづく