旅の余韻

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北海道から帰ってきて、またいつものくだらない日常が始まった。

どうにも旅行の余韻に浸ってしまい、目の前にある仕事がいつも以上にアホくさく感じてしまう。

あ〜あ、昨日のこの時間はまだ

北海道にいたんだよなぁ。

今思えば夢のようなだった三日間。

これが仕事ならあっという間に過ぎてしまうのだが、充実した時間は長く感じるのだろうか?

どうにも同じ時が流れているとは思えない。

よく、学生の頃は長く感じていた1年間が、大人になると一瞬になってしまうのは、それだけワクワクが減ったからなのだと俺は思う。

そんなことを考えていると、どうやらまた同僚が目の前で面倒な仕事振られてる。

可哀想に…。

もう、とても付き合いきれないが、退職までまだ一ヶ月半以上もあるのよ…。

いや〜、なげぇ!!

長すぎる!!

自宅から会社の行き来だけにギャンブルの世界が全てなら、こんな感情にはならなかっただろうが

たまには非現実を味わって刺激を受けることで、カゴの中のバッタにならずにすんでいる。

俺はまだしばらくは、旅行の余韻に浸ろう

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